創エネ・蓄エネ・省エネ
太陽光発電システムについて
< 太陽光発電の仕組み >
一般的な太陽光発電を活用する場合には4つの機器を設置します。
- 実際に太陽の光を受けて発電するのが「太陽電池モジュール」(右図1)。最近よく目にする屋根の上などに設置されているパネルです。
- パネル内で発生するのは直流の電気です。この直流の電気を「パワーコンディショナー」(右図2)で、各家庭で使用できる交流の電気に変換させます。
- 変換した交流の電気を「屋内分電盤」(右図3)でそれぞれの部屋に分配させ、実際に使用します。
- 太陽光で発電し、家庭内で使いきれなかった電力は電力会社に売る事ができます。そのために、買電用メーターと売電用メーターの2つの電力メーター(右図4)に交換します。 ・・・ 電力会社からの請求書は購入した電力用と販売した電力用の2枚が送付されてきます。
< 太陽光発電のメリット >
大きなメリットは3つです。
1.クリーンな創エネ
自然エネルギーなので、CO2の排出がありません。環境に貢献できるエネルギーを作れるということです。
2.光熱費の大幅削減
発電した電気はご自宅で使用するので、光熱費が削減されます。
更に余った電力は電力会社が買い取ります(販売します)。
この電気の販売の単価はH22年度には通常購入する時の電気の単価の2倍でした。
しかし、近年太陽光発電の普及、および国のエネルギー政策の一環もあり、この販売の単価が下がっております。H22年度の48円からH26年度は37円になっています。
この販売価格は10年間継続される事が保証されています。
【補助金制度について】
各自治体において太陽光発電システム設置の補助金が用意されている自治体があります。詳細は各自治体にお問い合わせください。
3.もしもの時も安心
災害時、停電時などの『もしもの時』という大変重要なシーンで活躍してくれます。
自立運転に切り替えることで、携帯電話やTV・ラジオなどの情報収集程度の電力はまかなえます(最高1500Wまで)。
創エネ機器あれこれ
創エネ機器とは・・・エネルギーを創りだす機器です。
- 太陽光発電システム:太陽電池が太陽光を吸収して電気に変換させます。創った電気は家庭用の電力として使用できます。余った電力は電力会社に販売します。
- 太陽熱利用システム:太陽熱温水器(ソーラーシステム)の事で太陽エネルギーを利用して水を温めて、給湯に利用するシステムです。
- エネファーム:天然ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させる事で電気を創ります。
- エコウィル:天然ガスを利用してガスエンジンで発電させます。
蓄エネ機器のあれこれ
蓄エネ機器とは・・・エネルギーを蓄えて、必要な時に利用できる機器です。
蓄電池:万が一の時の安心の為から光熱費の節約の為まで。お客様の目的・用途に合わせた機種があります。
機種によって使用できる消費電力や使用できる時間等が変わります。平常時も夜間の電気代が安い時間帯に蓄電し、昼間の時間帯に使用して電気代の節約にも使用できます。又、太陽光発電システムと連携して、更に光熱費の節約にも使用できます。
省エネ機器のあれこれ
省エネ機器とは・・・エネルギーを効率的に利用して、節約する機器です。
- HEMS:エネルギーの見える化。節電生活へ変換。エアコンなど消費電力の大きい家電の消費電力や各部屋・フロアごとの消費電力、又はブレーカーのスイッチごとの消費電力が確認できます。 他に見える化できるものはあるの?電気、ガス、水道の使用量、太陽光、燃料電池の発電量。エコキュートの出湯料、蓄電池の残容量などが見える化できる商品があります。
- エコキュート:給湯器のページをご覧ください。
- オール電化:給湯だけでなくコンロもIHクッキングヒーターにしてすべてを電気で対応することで、光熱費の削減めざします。オール電化用の電気料金の単価設定がありますので電気代の削減につながります。又、火を使わないので高齢者がいるご家庭には安心です。
勿論、省エネラベルの家電製品も省エネ商品です。
エネルギーを無駄なく使う事。エネルギーを効率的に使う事。
行動を工夫してエネルギーを節約することも省エネにつながる事と思います。
キッチンやユニットバスの節水商材や節電商材、2重サッシやLED電球なども省エネ機器の1つですね。
創エネ・蓄エネ・省エネ機器の連携
創エネ機器、蓄エネ機器・省エネ機器と様々な機器がありますが、それぞれを単体でしようするより、連携させた方がより効果が上がります。
光熱費の削減率を多くなりますので、トータルで検討する事が大事です。
- エコキュート:電気代の安い深夜電力を利用してお湯を作り、電気代の高い昼間は電気を使用せず、太陽光で発電した電気は極力売電に回すようにする。
- オール電化:エコキュートと同様で更に昼間のクッキングヒーターで使用する電気を太陽光で発電した電気でまかなう事で節電につなげます。
- 蓄電池:蓄電池の機種によって、停電時に太陽光と併用して電気を使用したり、深夜電力で蓄電して、昼間の電気を使用する時には蓄電池の電池から使用し、太陽光の電気は売電に回すようにする。等々色々な活用法があります。