株式会社創研


外壁サイディング工事詳細施工事例

外壁サイディング工事の進み方

サイディング工事を検討しているけれど、詳しい工事内容や工期を知りたいお客様向けのページになります。

自宅の構造や工事内容、天候によって違いはございますが、ご参考にどうぞ。

 

今回の事例内容は、モルタルの外壁の上にサイディングを張る上張り工法(カバー工法)の手順となります。

木部の多い現場の為、一部塗装工事も含まれます。

【工期】 約4週間(天候や工事の内容で変わります)

着工前写真

 

汚れだけではなく、塗膜のはがれや、膨らみがありました。

今後の手入れを考えサイティングを貼りメンテナンスの負担を軽減させることにしました。

土台部分の木も今回は修繕していきます。

工事工程

1 足場組立・養生

 

足場を立てました。

工事をする際の職人が高いところで作業する為と近隣の方に工事のゴミや汚れが付着しないようにするため建物全面に立てる必要があります。

家の大きさにもよりますが、足場を組むだけで一日必要とします。

2 土台上張り工事

 

腐食が見られる土台の部分を補修していきます。

既存のものの上から木材を張り付けていきます。

木部用の塗装が剥げてしまい、風雨にさらされたことにより腐食されました。

上から木材を張り付けその上にサイディングを施工することで、これ以上の腐食を防ぎます。

3 軒天工事

 

屋根の軒天部分に上から合板を重ね張りしていきます。

 

雨水の侵入を防ぐためコーキングを施工します。

 

4 高圧洗浄

 

木部の塗装工事があるため高圧洗浄機で汚れを洗い流します。

屋根塗装などがある場合は屋根塗装工事工程へと進みます。

5 塗装

 

木部の塗装を行っていきます。軒天・玄関のほか、2か所ある木製デッキの塗装です。

アップになっている写真は、二度塗りをしている途中の写真です。

木は塗料の吸収が良いため塗った時の差がわかりにくいですが、少しだけ色が濃くなっているのがわかりますか?

塗りたてなので色の差が出ていますが、乾くと色はなじみます。

中庭になっているデッキ部分の塗装です。

足場が立っていますが、全部動かすことができないので、塗る部分だけ部材を外し、乾いたら戻す。という方法で作業を進めていきます。

面積も大きく、手間もかかります。塗装工事は乾燥しないと重ね塗りができないため、天候によって作業スピードが変わります。

 

6 サイディング工事(防水シート張り)

塗装が終わりいよいよ外壁のサイディング工事に入ります。

壁面に取り付けてある給湯器やエアコンのホースなどを外し下地を張っていきます。

取り外した付帯物はサイディングの施工が終わったら再度取り付けます。固定を外すだけなので使用する事に問題はありません。

家全に防水シートを張っていきます。

 

7 サイディング工事(胴縁)

胴縁とはサイディングを取りつけるために必要な下地です。

だいたい30~40センチの幅で取り付けていきます。壁全面に取り付けますが、開口部はサイズが違うためその分短く切って取りつけます。

また、開口部の周りにも下地を張っていきます。開口部にはサイディングの他にも役物(やくもの)という部材を取り付けていくため、その下地として胴縁が必要です。

 

家の大きさが大きければその分時間がかかり、凹凸の多い家の場合、胴縁を切り出すのにも時間がかかります。

8 サイディング工事(役物)

 

役物(やくもの)とは、サイディングを固定するために使います。また、防水性を高める機能もあります。

サイディング材の端にこれが入ってないと、隙間から水が入り込んでしまいます。

シーリング(コーキング)をして防水をしますが、より、防水性を高める事になります。

端が見えないので見た目もきれいに仕上がります。

9 サイディング工事(サイディング張り)

下準備を終え、いよいよサイディングを張り付けていきます。

 

サイディング材は柄によって縦張り、横張りがあります。

今回はレンガのような柄なので横張りです。下から上へ順に張っていきます。凹凸があるので、噛み合うように積み重ねていくと壁が出来上がっていきます。

壁には窓や換気口などの開口部があります。家の形によって壁の形やサイズも違いがあり、規格サイズのサイディング材をカットしていく必要があります。

効率を上げるため一人が切り出し作業をし、一人が壁に取り付けていきます。

図面だけで切り出しを行うと、図面以外の部分にエアコンの穴があったり、給湯器が取り付けられていたりと、実際の家とは違う場合があります。

時間はかかってしまいますが、現場で測って切っていくのが一番正確で無駄なく作業が進みます。

 

サイディングが張り終えたら、取り外した機器は元に戻す。という作業しながら進めます。

 

もともと1階と2階の境界に段があり、そのままサイディングを施工すると水が侵入する可能性があるため、中間水切りを設置する必要がありました。

水切りはぐるりと家を1周させるのでアクセントになります。1階と2階で色を変えたことで意匠性を高まりました。

 

10 サイディング工事(役物取り付け シーリング)

 

 

サイディング材は規格でサイズが決まっているので広い面を張ったときや角に隙間が生まれます。

隙間から水の侵入を防ぐため、目地と出隅(ですみ)に役物を取り付けていきます。出隅とは壁の角部分です。

換気口などは丸く家によって形や大きさ・位置が違いますので規格がなくシーリング材を充填します。

11 足場解体

足場の解体作業に入ります。一段一段人の手で分解していきます。

たくさんの材料を人力で片付けるため、施工した時と同じだけの時間がかかります。

 

12 完工

足場も取り外され、清掃をしお客様へ工事完了報告をし完工となります。

 

 

工事後写真

 

汚れで古びて見えていましたがまるで新築のように生まれ変わりました!

印象がぐっと変わりましたね!

サイディングを張ったことで、断熱効果が上がり、12月でも日中は暖房が不要なくらい暖かくなったそうです。

マイクロガード(セルフクリーニング機能)をプラスした高機能なサイディングにしました。

雨で汚れが落ちるため、お手入れいらずで長期間外壁の美観が保たれます。

 


 


屋根塗装・外壁サイディング工事中 船橋市新高根

台風の影響で外壁の一部が剥がれたとご連絡を受けました。

築12年塗装をするかサイディングを貼るか悩んだ結果サイディングを貼ることしました。

 

着工前

 

 

 

 

 

 

漆喰の壁と木がセンスを感じるおうちですが、日陰に面している側はコケや汚れがひどく見た目が悪くなっています。

今後の手入れを考えサイティングを貼りメンテナンスの負担を軽減させることにしました。

土台部分の木も今回は修繕していきます。

1日目 着工

 

足場を立てました。

工事をする際の職人が高いところで作業する為と近隣の方に工事のゴミや汚れが付着しないようにするため建物全面に立てる必要があります。

 

2日目 土台上張り工事

 

 

 

 

 

 

腐食が見られる土台の部分を補修していきます。

既存のものの上から木材を張り付けていきます。

 

3日目 軒天工事

 

屋根の軒天部分に上から合板を重ね張りしていきます。

 

4日目 高圧洗浄

   

 

 

 

 

 

高圧洗浄機で汚れを洗い流します。

職人はびしょびしょになりながらの作業です。

コケも気持ちがいいほどするすると落ちていきます。

 

5日目 屋根塗装 コーキング処理・下塗り

 

塗装をする前にヒビが入っている部分にコーキング処理を施します。

高圧洗浄をしたことにより、ヒビの存在がはっきりとわかりますね。

また上張りした軒天へもコーキング処理をし、隙間から水が入るのを防ぎます。

朝雨が降り屋根が濡れていましたが、午後になり晴れて屋根も乾いたため屋根塗装の下塗りも行う事にしました。本日の工事はここまでとなります。

6日目 軒天下塗り・屋根中塗り

  

屋根の周り部分の軒天や破風の下塗りと、屋根の中塗りです。

下塗りの色は白いですが、中塗りは黒に近い茶色です。下塗り材とは違い艶がありますね。

でもまだ完成ではありません。上塗りを行い塗膜の層を作って建物を守っていきます。

 

7日目 屋根塗装最終日

    

屋根塗装は最終日です。

屋根のほか門塀など仕上げていきます。

門塀に下塗りをして、乾かす間に屋根を塗っていきます。

上塗りをした屋根は中塗りの状態よりも色に深みと艶があります。

安い業者だと2度塗りしかせず値段を抑えるところもありますが、色の違いを見ると三度塗りまでしたほうが塗料に厚みがあり建物を守ってくれそうですね。

 

8日目 木部塗装

 

今回のお宅はデッキがあるので、木部の塗装を行っていきます。

二枚目の写真は一部二度塗りをしているところです。

木は屋根とは違い塗料の吸収が良いため塗った時の差がわかりにくいですが、少しだけ色が濃くなっているのがわかりますか?

塗りたてなので色の差が出ていますが、乾くとなじむので、塗った時にしかこの違いは確認しにくいんです

この日は塀の上塗りです。当初かなり汚れていた塀ですが、洗浄と塗装でここまでうつくしくなりました。

色が微妙に変わっている部分が上塗りしている部分です。

 

9日目 デッキ塗装

今日は中庭になっているデッキ部分の塗装です。

屋根と外壁のための足場が立っているので、この部分は外して塗って乾いたら戻す。という作業を進めていきます。

面積も大きく、手間もかかるので、なかなか進みません。

10日目 サイディング工事(防水シート張り)

塗装が終わりいよいよ外壁のサイディング工事に入ります

  

壁面に取り付けてある給湯器やエアコンのホースなどを外し下地を貼っていきます。

「しわにならないよう、きれいに貼る。その方がお客様もきれいな仕事をしているって感じるでしょ?」

と職人さんが言っていました。多少しわがあっても性能には問題ないそうですが、細かい部分が職人の腕の見せ所です

ぴしっときれいに貼れました!

 

11日目 サイディング工事(胴縁)

  

胴縁とはサイディングを留めつけるために必要な下地です

だいたい30~40センチの幅で取り付けていきます。壁前面に取り付けますが、開口部はサイズが違ってくるのでその分短く切って取りつけます

また、開口部の周りにも下地を張っていきます。開口部にはサイディングの他にも役物というのを取り付けていくため、その下地として必要です

12日目 サイディング工事(切り出し)

前日終わらなかった分の胴縁の切り出しと貼り付け、役物の切り出しを行います

 

こんなにたくさん胴縁を張り付けていくんです。家の形に合わせてサイズを変えていくため時間がかかります。

 

13日目 サイディング工事(役物)

  

役物とは、サイディングを貼ったときの防水性を高めるための金物部材です。

サイディング材の端にこれが入ってないと、隙間から水が入り込んでしまいます。切り出しを行っておいたため今日は貼り付けていく作業です。

職人さん集中しているので、こっそりと撮らせていただきました。

 

14日目 サイディング工事(サイディング張り 1日目)

下準備を終え、いよいよサイディングを張り付けていきます

  

サイディング材は下から張っていきます。凹凸があるので、合うように積み重ねていくと壁が出来上がっていきます。

サイディングも、窓や壁のサイズに合わせてカットをしなくてはいけないので一人が切り出し作業をし、一人が壁に取り付けていきます。

図面だけで切り出しを行うと、図面以外の部分にエアコンのホースがあったり、給湯器が取り付けられていたり、開口部がずれていたりする場合もあります。

時間はかかってしまいますが、現場で測って切っていくのが一番正確でロスが少なくて済みます。

15日目 サイディング工事(サイディング張り 2日目)

  

サイディング工事はまだまだ続きます。

形を調整しながら、取り外した機器を元に戻しながら進めていきます。

少しづつですが建物の見た目が変わっていきます。

16日目 サイディング工事(サイディング張り 3日目)

  

サイディングを張って3日目です。

中庭に面している部分を重点的に進めています。

こちらのお家は1階と2階でサイディングの色を変えました。レンガ調の1階部分と白いサイディングの2階部分。その間に濃い茶色でアクセントになっているのが中間水切りです。

こちらの家は1階と2階で少し段差があるため水切りを取り付ける必要があります。

17日目 サイディング工事(サイディング張り 4日目)

本日もサイディングを進めていきます

  

玄関部分が仕上がってきたので施工前と施工後を並べてみました。

角度がちょっと違うのはお許しください(^^♪

漆喰と木のおしゃれなお宅でしたが、レンガ調のサイディングで暖かい雰囲気に変わりましたね。

1階部分はかなり進んできました!いよいよ工事の終わりが見えてきました。

18日目 サイディング工事(サイディング張り 5日目)

  

サイディングを張っていく工程もいよいよあと1面を残すのみになりました。

サイディングを張り終えると、この後、シーリングを施して行きます。

19日目 サイディング工事(サイディング張り 6日目)

サイディング工事もいよいよ佳境です!

天候が悪いので、どこまでできるのか…心配ですが、今日は残った1面と役物の取り付け、シーリングを施していきます。

  

規格でサイズが決まっているサイディング材ですので広い面を張ったときや角に隙間が生まれます。

隙間から水の侵入を防ぐため、役物と呼ばれるふたを上から取り付けていきます。

換気口などはサイディングに加工をし、取り付けるので、ここにも水の侵入を防ぐためふたをします。

ここは丸く家によって形や大きさが違うのでシーリング材を充填します。

20日目 足場解体

外した雨どいを取り付け、足場の解体作業に入ります

一段一段手で分解していきます

 

21日目 引き渡し

足場も取り外され、お客様への引き渡しです

  

色合いが上品ですね。

工事の間トラブルもなく無事に終えることができました!