株式会社創研

浴室換気暖房乾燥機は設置できますか?

  • 公開日:2018年2月17日
  • 最終更新日:2020年11月13日

基本的には在来工法の浴室~ユニットバスまで、さまざまな浴室に設置できます。

ただし、浴室の位置、窓や照明の位置、壁面内の構造材、浴室外の熱源機の設置状況等により、取り付けられない場合があります。

注意点として

  • お住まいの電気容量をご確認ください。機械の性能によっては100Vのものや200Vのもがありますが、かなりの消費電力を必要とするので、場合によってはアンペア数の変更手続きとアンペアブレーカーの取り替え工事を行う必要がありますので、事前に確認しましょう。
  • 現在、天井に換気扇や暖房機が付いている場合は、天井に『点検口※』があるかどうかを事前にご確認ください。

※天井に取り付けられている押し上げると開く蓋のようなもので、換気扇とは別の位置についていて、40㎝角くらいの大きさのものが点検口です。

天井用換気扇は天井裏から配線されていますので、その電気配線を利用し、浴室換気暖房乾燥機を設置します。その際に点検口を開けての作業となりますので、点検口が必要なのです。

  • 換気扇や暖房機のすぐ近くに照明などの障害物があると暖房の熱で照明に差し障りがあります。

④窓などがあって、換気扇が付いている壁面の幅や高さが足りないなどで今の換気扇の位置に取り付けられない場合もあるので十分なスペースが必要になります。

⑤現在、浴室の壁に換気口があるお宅も換気口の通気穴を利用して浴室換気暖房乾燥機の設置は可能です。ただし条件があり、設置可能な換気口のサイズが

 丸穴の場合<直径100mm~250mm> 

 角穴の場合<100mm×100mm~250mm×480mm>ということです。

さらに換気口には配線がきていませんので、必ず新たに配線工事をする必要があります。配電盤に空きがない場合に子ブレーカーの設置が必要など、追加工事費がかかります。

⑥通常の給湯器では使えません。暖房回路(暖房に使うお湯を作り循環させる)を持った熱源機が必要になります。暖房専用熱源機を設置するか、今お使いの給湯器を給湯暖房用熱源機へ取り替える必要があります。

 

現在、壁や天井に換気扇や暖房機が付いている場合は、電気配線が浴室まで来ているので新たに配線工事をする必要はありません。

 

浴室換気暖房乾燥機は、暖房機能・換気機能・衣類乾燥機能・涼風機能などが搭載されていますので、冬は寒さ対策として、梅雨の時期は衣類乾燥機として一年中有効活用できます。最近では、カビの発生を抑制できるプラズマクラスターを搭載した商品もありますので、掃除がさらにラクになり大変便利です。

 

 

 

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