株式会社創研

スノーボード

全世界の皆様、こんにちはポロです。

さて本日は15年程前に熱心にやっていた、スノーボードのお話をします。

私がやっていた競技は、スノーボードクロスという競技で、氷上の格闘技と当時は言われており、6人で同時にスタートし、ジャンプ台、ウェーブ、バンクなどの障害物をこなしていき、一番早くゴールした人の勝ち!といういたってシンプルな競技です。

ではどんな人が速いのかというと、

1.板にうまく乗れている人 

2.メンテナンスされた板を持ってる人 

3.体重が重い人 

4.二日酔いじゃない人 

今回は2について詳しくお話していきます。

今は進化されたワックス、メンテナンス機器が開発されていると思うので、現役の方はそんなことしてたの?と思われるかもしれません。

まずスノーボードにワックスを塗る理由ですが、ソールといわれる滑走部分に潤いを与え、雪との抵抗を軽減させるために必要なのです。

ワックスが抜けるとソールの素材が傷み、雪との抵抗が増え、滑りが悪くなります。

なのでワックスをソールに沢山浸み込ませ、ワックスを抜けずらくさせる板を作る事が大事になってきます。

ワックスを沢山浸み込ませると言うと、たっぷり塗れば良いと考えてしまうと思われますが、1回塗っただけではソールの表面付近にしか浸み込みません。

そこでワックスが抜けずらくなる板のベース作りです。

まず板は夏に買い、柔らかいワックス(雪温が高い用)塗る→数時間後ブラッシングしてしっかり剥す→塗る→剥す。この工程を20回行い、普通のワックス20回→硬いワックス(雪温が低い用)20回の計60回塗り剥しを繰り返し、ベースの完成です。

シーズンに入り、滑走後も毎回ワックスを塗ってすぐ剥して汚れを取り、ワックスを塗って保管、滑走前にまた剥す。この繰り返しです。

例えて言うとミルフィーユの表面に塗っているバターがワックスだとしたら、1枚ペリッと剥したら、その下の層はバターが有りませんよね?剥しても剥してもバターが出てくるようなミルフィーユを作るイメージです。

1層作る時間は待ち時間も入れておよそ4時間なので、4×60回=240時間です。

そこまで時間をかけて作った板なので愛着も沸いて、物凄く大事に扱います。

何でもそうですが、真剣に取り組んでいる事に使う道具は、大事に扱いたくなるものです。

イチロー選手がグローブやバットを大事にしていた気持ちよくわかります。

私も新しい板を買ったその夜、嬉しさとそのシーズンへの期待が入り交じり、板を抱いて寝た事も有ります。

本当です。

気持ち悪いと思われると思いますが、本当なんです。

翌日仲間に伝えた所「キモッ」と冷静に言われました。

道具を大事にする事は、真剣にその事に向き合っている証拠だと思います。

なので当社の職人さん達も道具を大事にしている人ばかりです!

最後にプレッシャー掛けて終わりにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

  • 2020年11月30日 更新