株式会社創研

ユニットバス交換工事細部施工事例

  • 公開日:2016年5月26日
  • 最終更新日:2023年4月24日

 ユニットバス交換工事を詳しく紹介

ユニットバス交換を検討しているが、工事前に詳しい工事内容や工期を知りたいお客様向けのページになります。

自宅の構造や工事内容、使用商品により多少の誤差はございますが、ご参考にどうぞ

今回の事例内容は在来工法の浴室をTOTOユニットバスsazanaへ交換する工事です。

 

工事日程:約4日(在来工法→ユニットバス)

工事の際にお風呂場の電気・水道・ガスを止め、解体・組み立てを行ってから、電気等を使えるようにします。

その為、お風呂が使えない期間が発生するのでご注意ください。

 

工事前写真

⒈ 養生

お客様のご自宅の玄関から浴室まで、および解体のゴミをおかせていただく駐車場を傷つけぬよう丁寧に養生していきます。

⒉ 解体

メーカーの図面に従い浴室を解体していきます。水栓を止水し、既存照明の電線を絶縁テープで巻いたら解体開始です。

 

⒊ 墨だし・解体

ユニットバスの組み立ては、ユニットバスの職人さんが行いますが、電気工事や水道の工事はそれぞれ別の職人さんが行います。

その為、壁などに給水管や排水管・リモコン線や換気扇のダクトの位置などを書き込みます。

沢山の職人さんが出入りする現場では、図面より、直接書き込むことで、間違いが起きないよう工夫しています。

解体時に土台が水腐りしていた場合、お客様に確認していただき、必要な修繕工事が発生する場合があります。

既存の浴室の解体が終わると、天井、壁の寸法を行い、ユニットバスを設置する為に床を削岩機(さくがんき)で削っていきます。解体で最も大変な作業です。

ユニットバスはコンクリートを打ち、土間を作ってから組み立てます。コンクリートを打った時に図面の数値の高さになるよう深く掘ります。この時は大きな音と粉塵が舞います。

 

4. 産廃出し

夕方に産廃車が解体で出たゴミを回収しに来ます。浴室の大きさでまちまちですが、平均2㎥ぐらいの産廃がでます。綺麗に清掃をしたら解体は終了です。組み立ての工程に進んでいきます。

 

5. 給排水工事

事前の墨だしに従い、水道屋さんがきて、給水管と排水管を先に工事をします。最初に配管を工事するのは、その上からユニットバスを組み立てると、工事が出来なくなってしまうからです。排水管は墨の位置に従い立ち上げ位置を変更します。

 

6.電気工事

電気工事は専門の職人が行います。職人さんはユニットバスを組みたてる前にしかできない部分を行い、あとで、ユニットバスが組み立て終わった後にしかできない工事にまた来ます。

組み立て前には、浴室暖房換気扇(TOTO三乾王)の配線を繋ぎます。

今回は分電盤に空きの回路があり、取りつける商品が分電盤と合うため、既存の分電盤に繋ぎます。

 

 

 

 給湯器のリモコン線を通しておきます。

照明、三乾王の配線をユニットバスを組み立てた後、設置する位置付近まで伸ばしておいて、作業終了です。

7. 土間工事 (コンクリート打設工事)

墨だしの指示に従い土間コンクリートを打っていきます。

高さ、平行が合っていないとユニットバスが組めない場合があるので大切な作業です。

 

コンクリートが固まらないと次の工程に進めない為、多くの現場では1日開けます。

8. ユニットバス組み立て

ユニットを組み立てていきます。ユニットバスは専門の職人が組み立てていきます。

 

排水トラップ(臭気止め)を取り付け排水管を接続し、作業穴に蓋をして洗い場床を取り付けます

 

追い炊き機能が付いているお風呂の場合、給湯器と浴槽をつなぐ為、ハイブリットホースというものを使います。

ハイブリットホースを外の給湯器に繋げられるように準備し、浴槽を設置します。

浴槽にアダプターを取り付け、図面位置に給水管を固定します。

配管と給水管との接続は別の職人さんが行うため、組み立ての職人さんは次の職人さんが作業しやすいよう準備もします。

浴槽の次は天井、壁の骨組みを組んでいきます。天井に換気扇・照明器具を取り付けます。

 

 

 

壁パネルと扉の枠を組んでいき、天井を取り付けます。

 

サビ防止のためにコーキングをビス穴に注入します。水平を取りながら器具を取り付けます。

全体的にコーキングをし、清掃をしたら組み立ての工程は終了です。

9. ユニットバスドア枠組み立て

ユニットバスのドアの枠を作成していきます。使用する商材はフクビ化学工業の3方枠です。

まず木材で枠を取り付けるための下地を作り、壁をボードで補修していきます。

 

下処理終了後、ドア枠を寸法通りにカットし、組んでいきます。

 

10. 洗面所クロス工事

ユニットバスは既存の在来の浴室ドアよりドアのサイズが異なる為、どうしても、洗面所側の壁を下地から工事する為、1面だけクロス工事が必要です。

1面だけ色が変わると、他の壁との色の違いが気になるという事で全面張り替えるお客様が多いです。下地に凹凸がある部分にパテを塗って下地をなるべく平らに調整します。

パテ乾燥後、新規クロスを張っていきます。

クロス交換の詳細な工事手順はこちらから

クロス貼り替え工事詳細手順

 

洗面所の交換工事も一緒に行う方も多くいらっしゃいます。工事の工程はこちらをご参考ください。

洗面化粧台交換工事施工事例(LIXILピアラ)

11. 電気工事

ユニットバスの天井部分を開口して、ダクト線をつなげていきます。

 

三乾王、浴室用給湯器リモコンを設置、接続します。

給湯器リモコンにコーキングをし、洗面所のスイッチとコンセントを交換します。動作確認後、作業終了です。

 

 

12. 給排水工事

最後に、水とお湯を通水します。

 

給湯器にハイブリットホースを繋ぎ、動作確認を行います。水栓、シャワー、湯船の湯はり、追い炊き、排水が正常に動くかチェックしていきます。

給湯器の交換を一緒にする方も多くいらっしゃいます。給湯器の交換の手順はこちらから

給湯器工事詳細施工事例

 

13. 清掃、お客様説明

ユニットバス、化粧台の注意事項や操作方法をお客様に説明します。

取扱説明書はありますが、お客様に一度見てもらいながら説明することでお客様の不安を解消します。

最後に養生をはがし、清掃後全ての工程が完了です。

 

完成後の写真

アクセントパネルのピンクが映えるかわいい感じに仕上がりました。

 

写真左は浴室換気暖房乾燥機の三乾王です。衣服をかわかしたり、寒い時期は暖房にもなります。

写真右はユニットバスとフローリングの境です。バリアフリーになり、つまずく心配もありません。