クロス貼り替え工事詳細手順
壁紙張替え工事
6畳のお部屋の天井と壁紙の張替え工事です。
工程としては
- 既存クロスはがし
- 下地調整
- 新規クロス施工
というシンプルな手順です。しかし、ただ張替えるだけではない、プロの技があります。
クロスの施工時は壁とクロスの間にホコリやごみが入ると仕上がりがボコボコになってしまう為、基本的には他の工事と被らない工程になっています。
張り付け、乾燥して初めて次の工程に進みます。乾く前に他の職人が出入りして、壁にぶつかるだけでもずれたり破れたりしてしまうからです。
ご自身でやる場合も家族の協力が必要ですね。
工事前の壁紙。歴史を感じます。
既存壁紙はがし
既存の壁紙をはがしていきます。
下地を傷つけないように丁寧にはがしていきます。
大きく剥れるときは気持ちがいいですね。
かべ
壁と天井をあらかたはがしました。
床一面に剥れたクロスが散らばっています。
下地調整
壁紙をはがしら下地が均一になるように調整していきます。
今回はありませんでしたが、何かをぶつけたりして壁がへこんでいる場合もあり、状態によっては木工事をすることもあります。今回は下地補修用のパテだけで済みました。
天井だけでなく、壁ももちろん調整します。上を見たり、下を見たり部屋全体を見渡す広い視野が必要です。
季節によってはパテがなかなか乾かないので業務用のドライヤーを使います。
気を付けないと焦げるそうです。
クロス施工
クロスの幅は規格が決まっているので、クロスがここまでくる。という位置を計測して目印をつけておきます。
天井は高いので室内用の足場を立て行います。
糊をあらかじめつけておいたクロスをはります。
壁紙は糊を含んでいる為、重みがあります。刷毛を使い空気を抜きながら一気に進みます。
ここは見ていて気持ちがいいです。このスピードで張れるのは職人だからです。
ちなみに、糊は子供の頃に使ったでんぷん糊のように水分が豊富に含まれています。糊が均一になるよう、職人は刷毛で空気を抜くと同時に、糊の厚みも均一になるよう調整しています。
余分な場所を切り落とします。この作業を天井、壁と繰り返し完成です。
今回は襖も壁紙と同じ素材で張替えました。
- 2020年11月17日 更新
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