【さいたま市】パミール屋根のカバー工事事例|塗装NGの理由
悩み・要望
【悩み】
遠くから見ても屋根が欠けてきているのがわかるので、適切なメンテナンスを行いたい。
【要望】
長い間手をいれる必要がない、メンテナンスフリーの屋根にしたい。
ご提案・工事のポイント
ヒアリング段階でのお客様のご希望は塗装工事でしたが、現地で屋根を点検したら屋根材がパミールでした。
パミールはノンアスベスト切り替え直後の屋根製品で、塗装をしても屋根材ごと剥がれてしまうので、塗装をしても意味がなく、お客様がかけたメンテナンス代金が無駄になってしまいます。
お客様にパミールの説明をしっかりした後に、屋根カバー工法を提案いたしました。
葺き替え工事と比べると、工期が短かいうえにコストパフォーマンスが良く、被せる屋根材も軽いため雨漏り等で下地が痛んでいない場合はカバー工法がおススメです。
数ある屋根材からIG工業のスーパーガルテクトを提案した理由は
・優れた耐腐食性・耐久性(エスジーエル鋼板)・・通常のガルバリウム鋼板の3倍超の耐久性
・止水性も高く雨水が屋根内部に入り込むのを防ぎます
以上の点からお客様要望の【長い間手をいれる必要がない、メンテナンスフリーの屋根にしたい】に適した屋根材だからです。
屋根材
IG工業 スーパーガルテクトSシェイドブルー
防水紙
ゴムアスルーフィングなぜパミールは塗装NGなのか
今から約20年前に法律でアスベスト(石綿)の使用が禁止となり、アスベスト(石綿)含有の屋根材が完全に製造されなくなりました。2000年~2008年頃のスレート屋根は初期ノンアスベストの屋根材です。ノンアスベストに切り替わった頃の屋根材は、耐久性が非常に乏しく、かなり脆い屋根材の為、10年ほどで自然に割れたり、欠けたりしてきます。その為2008年までに販売中止となりました。パミールも初期のノンアスベスト屋根材です。
パミールは断面がミルフィーユのように層になっています。そのため経年劣化で層が表面から一枚ずつ剥がれて写真のようにボロボロになり水性もまったく無く、どんどん浸水し劣化が進行します。

パミールに塗装ができないわけではありませんが、劣化が屋根材の構造的な問題であるため、塗装しても直ぐに劣化してくるので無意味です。また非常に脆いのですでに剥離している屋根材に高圧洗浄したり人が乗ると、さらに劣化が進行したり、屋根材自体がボロボロに剥がれてしまう恐れがあります。
パミールのリフォーム方法は葺き替え工事かカバー工法のみです。塗れない屋根でも、塗装を提案してくる業者には注意が必要です。
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- 【投稿日】2025年2月18日

























