塗装が必要?外壁の理想サイクルと適した時期
- 公開日:2023年8月29日
- 最終更新日:2023年8月29日
当てはまる箇所があったからと言って、必ずしも早急に塗装が必要というわけではありません。
しかし、放っておくと塗装では済まなくなる場合もあります。まずは自分の目でチェックしてみましょう‼
環境や塗材によっても変わってきますが、モルタル壁は10年前後で塗装面を塗り替えるのが理想です。
下地のモルタルに問題が無ければ10年ごとに塗装を繰り返すことで長期間性能を保てます。サイディングの場合も塗装材の種類にもよりますが、10年前後が塗り替えのタイミングです。サイディング自体の交換は25~30年が目安になります。
外壁を塗り替えなければいけない理由
「今すぐに塗りなおさないと大変なことになりますよ‼」
そんな家は、なかなかありません。ただ、定期的に塗装をする必要はあります。
見た目
家も新築から5年も経てば汚れが付きます。
また、向きによっては苔など付着することで、見た目が悪くなり、気分的にもいいものではありません。
保護
見た目だけではありません。家はメンテナンスをしないと、確実に傷んでいきます。特に屋根や外壁のように、雨風や紫外線、雪など厳しい環境にさらされている箇所はなおさらです。その過酷な環境から家を守るために塗膜で家全体を守るのが塗装です。
塗膜が永久にはがれないのであれば塗り替える必要はないのですが、塗膜は時間の経過と共に劣化していきます。放っておくと塗膜が剥がれて、そこから雨水が侵入する可能性があります。
また、クラックという外壁のヒビは髪の毛のように細いものは雨水が構造体を腐らせることはありません。しかし、クラックが大きくなってくると、湿気により防水シートが剥がれ外壁から雨水が侵入してしまいます。
雨水が侵入したらどうなる??
雨水が侵入し始めると、雨漏りの原因になります。壁内に雨水が侵入していても気が付かないことがほとんどです。
気づかずに放置していると、柱などの骨組みの腐食が進み、家がゆがんだり、湿気を好む白蟻に柱を食い荒らされる可能性があります。もし、室内の壁や天井に原因不明のカビが生えたり、梅雨時期でもないのに家の中がジメジメしていると感じたときは雨漏りをしている可能性があります。
塗料の種類ってどんなのがあるの??
アクリル塗料やウレタン塗料もありますが、一般的に使用される主な3種類をご紹介します。耐久年数はあくまで効果が期待できる年数で、絶対にこの年数まで、もつという訳ではありません。
塗料の種類 | 耐久年数 |
特徴 |
シリコン | 8~12年 |
耐久性に優れており、コストパフォーマンスも高く現在最も普及している塗料 |
ラジカル制御形 | 10~15年 |
新技術によりシリコンを超える耐久性 コストパフォーマンスも魅力的な塗料 |
フッ素 | 13~16年 | 耐候性にかなり優れており、高価だったが、近年は少しずつ安価になり採用が増えている塗料 |
塗装工事に適した時期
よく「春」と「秋」に塗装工事をする方が多いですが、日本の気候なら、豪雪地帯をのぞけば一年中塗装工事はきちんとできます。(条件を満たせば)
塗装工事の天敵は雨
雨が降ると、どのような塗料でも、施工を進める事が出来ません。したがって外壁塗装の敵は雨だと言えるでしょう。
施工予定が1週間の場合でも、3日雨が降ればその分工事期間が延びてしまいます。気温や湿度では無く天気によって左右されると言えるでしょう。
そうなると、梅雨時期は工期が延びる可能性があります。
塗装工事のスケジュール
塗装時期を春や秋とお考え場合は、3か月前くらいには予約を入れておくことをお勧めします。
どの季節でも、塗装ができるとはいえ、やはり春や秋は人気がある季節。工事が混雑してしまう可能性があります。工事の完了の時期等スケジュールを考えて進めていきましょう。
塗装工事は塗料を塗るだけではありません。
施工開始から完了まではたくさんの工程があります。それを踏まえいつまでに工事がしたいのか、計画を立てるのも大切です。
カバー工法という選択
外壁の劣化によっては、塗装ではなくサイデイングを既存の壁に貼るカバー工法をお勧めしています。
外壁の張替えに比べカバー工法は既存の外壁をはがす手間と廃材が出ないことで、工期や費用が抑えられます。また、壁が二重になることで、断熱性や遮音性が上がり、冬場の暖房や、夏場の冷房当の節約にもつながります。
外壁以外の塗装工事
屋根
スレート屋根の場合は10年に一度の塗り直しと30年に一度の葺き替えをお勧めしています。
軒天を見てみましょう。軒天には屋根の異常がとても分かりやすく出てきます。
例えば雨漏りです。室内の雨漏りより先に軒天に雨漏りが出始めます。軒天にシミがあったら雨漏りかも!
こちらも併せてご覧ください。
外壁や屋根に合わせ雨樋も塗装します。新品のように生まれ変わります。
庇や幕板、雨戸等はさび止めをしてから塗装します。
破風板や玄関先の仕切り等木部も併せて塗装します。
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