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給湯器徹底比較!メーカー・号数・オート何が違うか詳しく解説!

給湯器の違いについて徹底比較!

1年を通して給湯器は季節問わず突然故障します。

いざ給湯器を選ぶ!という時、前回と同じメーカー同じ仕様で選んでいませんか?

何がどう違うかわからない。そんな人はこの記事を読んでください。

 

<目 次>

1.熱源によって違う給湯器

給湯器と言ってもお湯を沸かす熱源によって種類が違います。

大まかな特徴をまとめると以下の通りです。

 

種類

特徴

主なメーカー

ガス給湯器

最も一般的な給湯器

ノーリツ

リンナイ

パロマ

パーパス

電気給湯器

(電気温水器)

ランニングコストが安い

三菱

パナソニック

コロナ

日立

タカラスタンダード

ダイキン

石油給湯器

北国を中心に普及

コロナ

ノーリツ

ハイブリット給湯器

エコジョーズとヒートポンプのハイブリッド

リンナイ

ノーリツ

ご自宅で使っている給湯器以外にもたくさん種類がありますね。

ではそれぞれの特徴と、メリット・デメリットを説明します。

1-1 ガス給湯器

給湯器

外付給湯器

ガス給湯器は最も普及している給湯器で、本体がコンパクトで使いやすいことが大きな特徴です。

直接水を温めて、必要なときに必要なだけお湯を使える瞬間式と呼ばれる構造となっていることが特徴です。

そのため、使用中にお湯がなくなることはなく、水圧も高めで使いやすくなっています。

瞬間式は構造が複雑で、部品にかかる負荷が大きく寿命が短い上、ランニングコストは他の給湯器と比べると高い傾向にあることがデメリットです。

最近では、ロスしていた排熱を利用して、燃焼効率を上げる「エコジョーズ」という商品も発売されています。

この商品であれば、ランニングコストを抑えて運用できることが特徴です。

寒冷地では給湯器の配管に保温材がないため、凍結するリスクがあり、利用が難しい場合もあります。

 

 

1-2 電気給湯器

電気温水器でのお湯を作るイメージ

電気温水器でのお湯を作るイメージ

電気給湯器は電気の力でタンクに貯めたお湯を温める仕組みです。ガスと異なり、部品が劣化しにくいため、給湯器としての寿命が15年〜20前後とガス給湯器よりも長くなっています。夜間の電気代が安い時間にあらかじめお湯を温める貯湯式という仕組みになっているので、ランニングコストはガスよりも抑えられる点がメリットです。

また災害時などの非常時にガス給湯器は利用できませんが、タンクに残った水を使うことができます。また、電気と水が使えれば、災害時でもお湯が利用できる点もメリットでしょう。

デメリットとしては、タンクに水を溜めるため設置場所が大きく、設置場所の確保が必要なことです。そのため、マンションなどでは設置できないこともあります。

また溜められるお湯の量に限度があり、お湯がなくなるとタンクに貯水し温め始める仕組みです。電気代が高い時間帯に利用するため、電気代がかかり、お湯が沸くまで湯温が低い状態です。そのため、適切なタンク容量を選ぶことが大切です。

エコキュートでお湯を作るイメージ

エコキュートでお湯を作るイメージ

最近では、エコキュートと呼ばれ、電気代を安く抑えやすい給湯器も登場しています。エコキュートは、タンクの隣に、ヒートポンプというシステムで、空気の圧縮による負荷で発熱させることで、お湯を作ります。貯めたお湯はタンクに戻す仕組みです。

従来の電気給湯器は電気で直接温めていましたが、その方法よりも、電気効率がよいため、電気代を安く抑えられます。

タンクに水を貯めるため、ガス給湯器と比べると水圧が低いため、勢いのなさに不満を覚えるかもしれません。

 

1-3 石油給湯器

石油給湯器は灯油を使って水を温める給湯器です。パワーが非常に高く、北海道などの寒冷地で多く使われています。

少し古臭いような印象を与えるかもしれませんが、ガス式の給湯器で使えるような機能はほとんど備えており、使用感はそれほど大きな違いはありません。

ただし、デメリットとしては、灯油タンクに自分で給油しなければいけないため、灯油の残量に気をつける必要があることです。灯油特有の匂いが出てしまうため、苦手な人にはあまりおすすめできないかもしれません。

巨大なタンクを設置する必要があるため、設置場所を取ってしまうこともデメリットです。

 

1-4 ハイブリッド給湯器

ハイブリット給湯器のイメージ

ハイブリット給湯器のイメージ

ハイブリッド給湯器とは、ヒートポンプと、エコジョーズを組み合わせて使える給湯器です。電気とガスの両方使い、エネルギー効率を向上させることで、ランニングコストを抑えて利用できることがメリットです。

ただし、デメリットとしては初期費用が高いことです。40〜70万円ほどかかるため、少し敷居が高くなることが挙げられます。

タンクとヒートポンプを設置するため、他の給湯器より設置スペースが必要なこともデメリットです。

初期費用は高いですが、ランニングコストが安いため、長期的に考えるとおすすめです。

2.メーカー比較

 代表的なメーカーと、その特徴を比較します!

 

メーカー名

会社の特徴

給湯器の特徴

リンナイ

国内最大手でシェア率約42%

給湯器の故障が少ない

井戸水用のフィルターがある

ノーリツ

リンナイに次いでシェアは高い。シェア率40%

修理を考慮して設計しているため、修理が早い

パーパス

給湯器だけではなく、再生医療にも取り組んでいる

知名度は上記2社に劣るが品質は高い

パロマ

ガス給湯器が主流。全米でのシェア率は50%と高い。

低温出湯機能など機能面で優秀

国内での給湯器のシェアはノーリツやリンナイが高いことが特徴です。

ノーリツとリンナイどちらもシェアが高いだけでなく、故障の少なさや修理への配慮などに加え、給湯器そのものにエコ運転など、使いやすい機能が備わっています。

パーパスは上記の2社と比べると、シェアはそれほど大きくありませんが、再生医療にも取り組んでおり、体脂肪測定や消費カロリー測定など健康維持に関わる機能を独自に備えていることが特徴です。

 

3.給湯器のタイプ

給湯器には数多くのタイプがあります。ここが迷う一つの原因です。

タイプ別の特徴を知ることで、自分に合った給湯器を見つけましょう。

 

3-1 エコジョーズと一般品の特徴とランニングコストの違い

エコジョーズと一般品のお湯作りのイメージ図

給湯器はエコジョーズと一般のものとで大きな違いがあります。

エコジョーズはこれまで排熱するしかなかったものを、再利用することで、少ないガスの量で効率的にお湯を温める機能を持った給湯器です。

リンナイによると、エコジョーズを利用することで、ガスの消費量を10%〜15%ほど削減できると言われています。ガスの消費量が減ることで、ガス代の節約につながります。

ただし、エコジョーズは一般の給湯器よりも商品代と初期設置費用が若干高いことがデメリットです。

10年以上利用すれば、エコジョーズの方が最終的なコストを安く抑えられますが、最初の設置費用は高くなるため、注意しましょう。

 

3-2 壁かけと据え置きの違い

給湯器イラスト

壁掛けイラスト

据え置きイラスト

ガス給湯器には大まかに分けると、壁掛けと据え置きの2種類があります。

壁掛けの給湯器とは住宅の壁に取り付けるタイプの給湯器です。据え置きは屋外の床に置いて設置する給湯器です。

壁掛けの場合は給湯器の下側に配管が出ており、据え置きの場合は給湯器の側面から配管が出ています。

壁掛けの場合は戸建て住宅だけではなく、マンションや集合住宅に設置にも設置可能ですが、据え置きの場合は戸建てにしか設置できません。

自分の住宅の状況に合わせて適切なタイプの給湯器を選びましょう。

 

3-3 給湯専用と追い炊き機能付きの違い

給湯専用

マンションで給湯器を選ぶときには給湯器のタイプが追い炊きができるものか、給湯専用かで給湯器の価格だけではなく、工事費用も変わることがあります。

既存の給湯器が給湯専用で、新たに追い炊き機能があるものに交換する場合、既存の給湯器はお湯を送るのみの配管しかありません。追い焚き機能をつける場合は、お風呂から給湯器にお湯を戻すための配管が必要になります。この工事のためには給湯器からお風呂までの床や壁を壊して外し、配管を通さなければいけません。お風呂にも配管を新たに通し、お湯の排出や吸入を行えるようにします。

追い焚き給湯器イメージ

給湯器の交換工事に加えて、既存の床をめくる工事や内装工事まで必要になるため、施工費用はかなり高額になります。

そのため、既存の給湯器が給湯専用で新しく追い焚き機能をつける場合、お風呂の工事を一緒に行った方が一時的に金額はかかりますが、ランニングコストがかからなくなります。

 

予算を最優先する場合は給湯専用の給湯器への交換がおすすめです。給湯専用の給湯器であれば、余分な工事費用がかからず、最小限の施工費で済ませられます。

ランニングコストを考えている場合、そろそろお風呂交換を考えている場合は、追い炊き付きの給湯器がおすすめです。

なぜなら、1回1回お湯を張り替えるよりも、既存のお湯を温め直す方がガス代と水道代トータルのコストが抑えられるからです。

そのため、長期的なランニングコストを考えるのであれば、追い炊き付きの給湯器に交換するのがおすすめです。

また、マンションの場合は、一部だけ配管を交換するより床を外すタイミングで、水回りの配管をまとめて交換することで、その後の水漏れを防げます。

4.号数の違い

号数が小さい方が安いから、と費用を抑える為に号数を小さくしようと考えていませんか?号数の違いの意味を知らないで決めてしまうのはキケンです。

大まかな特徴を表にまとめると、以下のようになります。

 

号数

特徴

こんな人にお勧め

16号

お風呂と給湯両方使うとパワー不足

一人暮らし

20号

シャワーと給湯の両方が利用可能

2人家族

24号

3ヶ所以上の同時利用が可能

4人以上の家族

 

毎日使う給湯器だから、「ちょっとの不便は我慢すればいい」というのは大きなストレスとなります。正しい知識を得て自分にとってのベストな選択をしましょう。

 

4-1 16号

16号給湯器は単身向けの給湯器です。

給湯を1ヶ所で使う分には問題ありませんが、2ヶ所以上の場所で使うと、給湯器のパワーが足りず、ぬるくなってしまいます。

そのため、2人以上で生活する場合、お風呂に入っている間はキッチンのお湯が使えないという事態になることもあります。そのため一人暮らし以外の場合には16号給湯器はあまりおすすめできません。2人で生活する場合は20号の給湯器がおすすめです。

4-2 20号

20号の給湯器は、2ヶ所同時に利用しても問題ないくらいのパワーがある給湯器です。

2人暮らしや2ヶ所まででしかお湯を利用しない家族であれば、20号の給湯器で十分なパワーがあるでしょう。

ただし3ヶ所以上お湯を同時利用する場合はパワー不足になることもあります。そのような場合は24号の給湯器がおすすめです。

 

4-3 24号

24号は4人以上の家族で、かつ3ヶ所以上同時にお湯を使う可能性がある場合におすすめの給湯器です。

これよりもパワーがある給湯器もありますが、一般的な家庭の場合は24号もあれば十分なパワーが発揮できるでしょう。

お湯を気兼ねなく使いたいご家庭におすすめです。

 

5.オートとフルオートの違い

給湯器を選ぶ中で「オート」と「フルオート」という単語をよく見ます。その違いはご存知ですか?便利な機能と使用する機能は違います。違いを知って自分にあう商品の選択をしましょう。

 

5-1「オート」の機能と特徴

給湯器のオート機能とは、スイッチを1回押すだけで自動でお湯張り、追い炊き、保温ができる機能のことです。

1回お湯張りのボタンを押すと、お湯を自動でためてくれ、温度が一定以下になると、自動でお湯を温めてくれます。

足し湯をしたい場合は自分でボタンを1回押せば、20リットルほどのお湯が追加されます。

オート機能は忙しく働いており、お湯張りはできるだけ便利に済ませたい人におすすめです。

 

5-2「フルオート」の機能と特徴

給湯器のフルオート機能では、オート機能にあるお湯張り、追い炊き、保温機能にさらに便利な機能が追加されています。

フルオートではオート機能でできることに加え、足し湯や、自動洗浄機能、自動炊き上げ機能などがついています。

オート機能の場合は足し湯を手動で設定する必要がありますが、フルオート機能の場合は水位を自動で感知して、一定以下になった場合に自動で足し湯してくれます。

自動洗浄機能で、ためたお湯を排水するときに新しいお湯を給湯器の方から流すことで、入浴剤の残りカスや汚れをまとめて洗い流してくれます。

自動炊き上げ機能とは、人が浴槽に入ったときに、自動で温度を最初の設定温度まで上げてくれる機能です。

フルオート機能はお風呂に複数人で入り、お風呂の温度や湯量が安定しない場合や、配管内をできるだけきれいに維持したい人におすすめの機能です。

ただし、オート機能と比べると、給湯器の値段が変わるため、値段を上げてでもそのような機能が欲しいかはよく検討しましょう。

 

6.まとめ

今回は給湯器の違いをまとめました。

 給湯器が壊れるのは冬が多いですが、一年中給湯器の故障は起きるので、設置後8年を経過している人は検討を始めて、しっかりと納得した商品選びをしましょう。